Experiment:日本ヒートアイランド学会によるフラクタルひよけ 実証実験論文の概要レポート1(一部抜粋)
フラクタルひよけは、直射日光にさらされても、熱くならない。普通のパラソルとの表面温度差は、なんと20℃を超える。
上の画像は炎天下のフラクタルひよけ、及びパラソルのサーモグラフの画像です。
上記、左円形画像の上部は、フラクタルひよけ のサーモグラフ、そして右円形画像の上部は、パラソルのサーモグラフです。右端のカラーバーは、サーモグラフの色と温度の関係を示しています。
このグラフから分かることは、フラクタルひよけの表面温度が40℃前後であるのに対し、パラソルの表面温度は、60℃以上に達します。
その差はなんと20℃以上にもなります。この事実はなにを意味しているかというと、フラクタルひよけは、パラソルに比べ、ほとんど熱くならないということを示しています。
では、表面温度が高くならないということは、日除けとしてどういうメリットがあるのでしょうか?
この質問に対するキーワドが、輻射熱です。輻射熱とは、物質が太陽光により熱せられることにより、その物質の表面温度が上昇し、今度はその物質自体が、熱を放射するということになり、その放射される熱のことを、輻射熱といいます。
身近な例でいうと、夏場の直射日光に晒されたアスファルトの発する照り返しの熱を思いだしていただければ、輻射熱を、イメージするのはたやすいと思われます。
本題に戻りますが、フラクタルひよけの表面温度が熱くならないということは、そこから発せられる輻射熱は、既存のパラソルに比べわずかだということであり、輻射熱がない分、フラクタルひよけはの下にいる人は、パラソルの下にいる人よりも、かなり涼しく感じるということなのです。